オンザロード【人生とは長い長い旅である】
今週のお題「人生に影響を与えた1冊」
たまにはお題記事でも書いてみましょうか、ということで人生に影響を与えた1冊です。
筆者の人生に影響を与えた1冊は
オンザロードです。
オンザロードといえばジャック・ケルアックが1957年に発表したビート文学の名作です。
- ビート文学とは?
ビート・ジェネレーション(Beat Generation)とは、1950年代から1960年代にアメリカ文学界に登場し、当時の社会体制、社会の価値観を否定し反抗した一部の作家たちの総称のこと。ビートニク(Beatnik)と呼ばれる事もあります。
生年でいうと、第一次世界大戦期から1920年代までのアメリカの狂騒の時代に生まれた世代。代表的な作家としては、
・ジャック・ケルアック
・ウィリアム・バロウズ
・アレン・ギンズバーグ
この3名が特に有名。最盛期には当時の多くの若者たち、特にヒッピーと呼ばれる若者群から熱狂的な支持を受け、やがて世界中で広く知られるようになりました。
もともと、「beat」という言葉は「疲れた」「くたびれた」「ぼろぼろ」などの意味。「(社会から)打ちのめされた(beat)世代(generation)」、つまり「社会に適合しない落伍者たち」というような意味で一部のメディアで使われていました。
ただしそれは彼らが登場した当初の頃の話で、その後ジャック・ケルアックなどのビートジェネレーション作家自身が、「幸せを(beatific)」、「ノっている(on the beat)」などの前向きな意味付けを行うことになり、今では「ビート・ジェネレーション」というとこちらの方の意味で解釈されることの方が多くなっています。
彼らビートジェネレーションの書いた作品がビート文学ですね。
オンザロードはビート文学な巨人ジャック・ケルアックの代表作でありビート文学の金字塔の様なものです。(ロックにおけるSgt.Pepper'sの様なものか)
主人公サルパラダイスが友人のディーンモリアーティとアメリカ中を旅する話ですが、人生とは何か、旅とは何か、そんな事を教えてくれる作品です。
ビート文学は好き嫌いが分かれますし、感じ方は人それぞれなのであえてここでは多くを語りません。
実際に読んでいただくとわかると思います。
最後に、アメリカが生んだミュージシャンであり詩人であるBob Dylanをして
この作品は僕の人生を変えてしまった
という名作です。
少しでも興味を持った方、是非読んでみてください。